都市計画論文集
Online ISSN : 2185-0593
Print ISSN : 0916-0647
ISSN-L : 0916-0647
神戸市・三宮地区における緑地と海風に着目したMSSGモデルによる熱環境シミュレーション
中元 菫松尾 薫武田 重昭加我 宏之
著者情報
ジャーナル フリー

2024 年 59 巻 3 号 p. 1605-1612

詳細
抄録

この研究は、熱環境緩和のための緑地整備と海風活用を将来どこでどのように行うことが効果的かを明らかにすることを目的とした。具体的には、現状の気候を再現するために数値シミュレーションを行い、Multi-Scale Simulator for Geoenvironmentモデルを神戸市・三宮地区で使用した。次に、2030年の再整備計画完了時の気候を予測し、再整備後の熱環境に関する課題を明らかにした。さらに、熱環境上の課題地点を対象に、その緩和のため、緑地の整備と建物配置の改善による海風の誘導を意図して改善案を提示し、その効果を考察した。

著者関連情報
© 2024 公益社団法人 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top