日本土木史研究発表会論文集
Online ISSN : 1884-8133
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リレーショナル・データベースによる土木史情報支援システムについて
中岡 良司佐藤 馨一五十嵐 日出夫
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1985 年 5 巻 p. 11-20

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抄録
本研究は、リレーショナル・データベースによる土木史情報支援システムをパーソナルコンピュータを用いて実現したものである。従来、土木史情報は個々の研究者によって収集・整理・照合および活用が図られてきた。しかしながら、土木事業は一般に大規模かっ長期に及ぶので社会システムとの関連はとりわけ深く、必要とする情報量は膨大となり個々人で処理するには限界がある。そこで本研究では、近年発達が著しいパーソナルコンピュータを用いて土木史情報を整理し活用する方法を開発した。この方法によって、我々は広範な史料から必要な情報を任意に選択し自由な史観で土木史を構築することができる。
土木史情報支援システムの最大の特徴は、そのデータ構造にリレーショナル・データベースを採用したことにある。リレーショナル・データベースはデータ構造の柔軟性およびその応用目的の広がりにおいて他のデータベースを遙かに凌いでいる。また、日本語処理技術の発達により、日本語文章そのままをデータベースに蓄積することも可能となった。本研究はこれらコンピュータ利用環境の成熟の下に成立している。
今後は、パーソナルコンピュータが広く普及している現状において、広範な土木史情報をより多くの研究者の手でデータベースに蓄積することによって土木史研究の飛躍的発展が期待される
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© 社団法人 土木学会
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