日本土木史研究発表会論文集
Online ISSN : 1884-8133
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古代地域計画の原理その4聖山論
二等辺長776kmの橿原宮の三角形
木村 俊晃
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キーワード: 古代, , 測量
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1985 年 5 巻 p. 231-241

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抄録
今日全く忘れ去られているが、古代日本にエジプト伝来の高度測地技術が存在したことは、筆者のこれまで3回の報告その1「対称論」1)、その2「尺度論」2)、その3「魏図形論」3) に示した数多くの例証によって、ほぼ確実であると認められる。
今回は、エジプトとの深いかかわりを前提として、山のもつ宗教的・測地学的意義に着目し、2・3の実例を示しながら、王城・王墓など古代社会の重要施設の基本的な位置決定原理を提示した。
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© 社団法人 土木学会
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