土木史研究
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玉川電気鉄道の変遷と東京西南部地域の変容との関連についての一考察
為国 孝敏榛沢 芳雄
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キーワード: 玉電, 世田谷, 住宅供給地
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1993 年 13 巻 p. 221-231

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抄録
本稿は、東京の拡大に伴なう地域の変容と郊外鉄道との関連を考察した。対象とした東京西南部地域は、山の手として1923 (大正12) 年の関東大震災以降急激な人口流入による都市化が進展した地域である。その中で玉川電気鉄道は東京西南部地域に初めて出現した、東京市域から郊外へ向けた鉄道として開業した。そこで、この玉川電気鉄道の変遷とその沿線地域である世田谷町、駒沢町、玉川村の変容との関連を解明することとした。その結果、玉川電気鉄道は地元有志が中心となって設立したことから地域の開発・発展に積極的であったこと、流入してきた通勤層を中心に鉄道を利用した新しいライフスタイルが創生されたこと、これらが有機的に結合して質の高い住宅供給地としての性格を有することになったこと、が分かった。
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