土木史研究
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旧国鉄路線・網走線と名寄線の施工順位の交替比較
横平 弘小池 則満
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1997 年 17 巻 p. 519-524

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抄録

北見地方で明治末期に敷設された網走線と、大正期の名寄線の施工順位を交替させてその効果を検討した結果、まず道央への路線距離が短縮されるため、後者が明治・大正期の幹線として有利であり、さらに前者と湧網線の迂回路線の短絡化、施工難路線の後送り化、急勾配区間の解消による輸送力の増強、終端部路線の肓腸線化の回避、沿岸部停滞集落の早期再興など、多くの成果が得られた。

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© 社団法人 土木学会
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