土木計画学研究・論文集
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都市間で共通する行動群の設定とその都市交通特性への影響
谷口 守村川 威臣森田 哲夫
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1999 年 16 巻 p. 601-607

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抄録
本研究では、交通政策を考える上で有効な、個人の交通行動に関する基礎的情報となる都市間で共通の行動群 (行動特性の類似した行動主体のセグメント) を提案することを目的に、全国都市P.T調査を用いて以下の分析を行った。1) 各種社会経済属性を組み合わせて設定した行動主体を、行動特性の類似した9個の行動群に類型化した。その結果、行動群は主に車への依存度と就業者としての移動を行う度合いにより決定されることが分かり、その行動特牲を分析した。2) 都市間における各行動群の構成の差違が都市交通特牲、都市特性に及ぼす影響とその関連について分析を行い、都市間での比較に関する議論が可能になることを確認した。
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© 社団法人 土木学会
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