2002 年 19 巻 p. 473-480
選好意識調査を基にパークアンドライドと自動車共同利用 (カーシェアリング) の複合策であるエコ・パークアンドライドを導入時の自動車通勤利用者からの転換需要モデル構築を行った。国内では同システムの実施例が無いが、パークアンドライド、自動車共同利用それぞれの需要モデル検討や実利用者の特性整理を参考に要因選定を行い非集計ロジヅトモデルによる構築を行った。導出されたモデルから利用者の特性として中間所得層、費用には敏感であるなど従来型パークアンドライドとは異なる点が明らかになったが、今回システムの利用想定は駅までのアクセス想定のため、今後はイグレスでの利用も含んだ統合的なモデルとしての確立が必要である。