抄録
道路交通のサービスレベル評価の一指標として, 道路利用者の主観的渋滞判定や満足度評価の利用が考えられる.本研究では, 先行研究により構築された渋滞判別モデルについて, 被験者の個人属性や渋滞意識収集方法が渋滞判定へ与える影響について分析を行い, 渋滞判別モデルの汎用可能性の検証を行った.
個人属性としては居住地を考え, 都市部から地方部までの3地域の居住者である学生に対し, 映像実験を行い, 渋滞判別モデルを作成した結果, 居住地間の渋滞評価構造に大きな差がないことが示唆された. さらに, 渋滞定義の有無や渋滞意識の収集方法の違いによる渋滞評価への影響が小さい可能性が定量的に示唆された.