抄録
本研究では, 住民の生活基盤施設に対する満足距離に基づく施設の配置評価モデルを構築し, 施設利用時の心理的な空間抵抗を考慮した評価方法を提案した. 従来の施設配置計画においては, 空間的な最適立地点を求める際の立地要因としては, 施設と住民間の距離や時間のみが用いられるに留まることが多く, 実際のサービス利用者である都市住民の意志はほとんど反映されることがないそこで住民の立場を考慮することにより, 今日の多様化した社会により適応した施設配置が行えると考え, 施設に対する満足度意識をモデルに導入することにより, 住民の視点にたった地域全体における施設の整備水準を明らかにした.