2004 年 21 巻 p. 875-884
2001年4月の道路構造令の改正により交通静穏化の一手法としてハンプが道路構造の一部分として法的に認められた。これまでにハンプ周辺の効果分析が行われ、設計や配置に関する指針素案を得ていたが、“慣れ”を考慮した効果は実験が難しいことも手伝い、確認されていなかった。そこで本研究では、長期公道実験を通して運転手のハンプ学習効果と住民の受容性を検証し、地区道路におけるハンプの普及可能性および有効性について検討することを目的とした。ある程度“慣れた”状態における速度抑制などの効果や住民のハンプ受容性など調査し、検討をする。