抄録
ディーゼル乗用車に車載型の排ガス計測装置を搭載し、速度と加速度およびNOxとPM排出量の測定を行った。その結果、NOxとPMでは排出量の多い速度帯が異なり、NOxはPMに比べて高速度領域での排出量が多く、PMは低速度領域での排出量が多かった。また、速度が高く、かつ加速度が大きいと、NOxとPMの排出量がいずれも高くなる状態が出現するため、こうした走行を防止することによって両者の排出量を減らすことが可能であることが示唆された。一方、NOxの排出量だけが高い状態を改善しようと速度抑制を試みると、PMの排出量の増加に結びつく場合があることが確認された。