抄録
本研究では高知県内の社会基盤計画の事例を取り上げ, 情報伝達活動の評価手法としてweb調査を用いることの妥当性を検討し, 情報を伝える上でのメディア別特性を調べた. その結果, web調査を用いることはテレビを除いて妥当であることを示し, 社会基盤整備計画PIにおける情報伝達活動のメディア別特性を明確にした. これにより, PIプロセスにおいても, ある広報を行ったすぐ後にその効果測定をweb調査で行い, その後のPI活動に反映させるような使い方が十分可能であるということがわかった. また基本的な情報伝達のメディアとして新聞を利用しつつ, 若年層に向けてタウン情報誌を活用することを望ましいという知見を得た.