土木計画学研究・論文集
Online ISSN : 1884-8303
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沿線自治体と郡成長管理組織の連携によるシーニックバイウェイ景観管理に関する研究
マサチューセッツ州オールドキングスハイウェイを事例として
樋口 明彦岡本 良平榎本 碧高尾 忠志
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2007 年 24 巻 p. 331-340

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抄録
本稿では、米国マサチューセッツ州ケープコッドにあるオールドキングスハイウエイを事例に, OKH歴史的地区委員会とケープコッドコミッションによる沿道景観管理の実態を明らかにした. 主な知見は以下の通りである.(1) OKH歴史的地区委員会は沿線自治体が共同運営している沿線歴史的地区における建築物その他の景観保全のための組織であり, 強い規制力を有している.(2) CCCは郡に属する成長管理組織であり, OKHの良好な景観形成に向けて多様な専門性を背景に広域的・面的な研究・提案を行なっている.(3) 以上二組織の連携を中心に, 他の関係主体との調整がなされることにより, OKHでは効果的な景観管理が可能となっている.
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© 社団法人 土木学会
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