土木計画学研究・論文集
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信号待ち時のアイドリングストップが交通の円滑性に及ぼす影響に関する一考察
森 健二谷口 正明
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2007 年 24 巻 p. 775-780

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抄録

有効アイドリングストップ時間が5秒であるという新たな知見に基づき、信号待ち時にアイドリングストップを行った際に、円滑性を阻害しないエンジン始動のタイミングを検討した。エンジン始動の条件をいくつか設定し、信号交差点を模擬した戸外の実験コースにおいて様々な条件下における車列の捌け具合を観測した。その結果、先頭から3台目までの車両は、対面信号が青になってからエンジンを始動するのでは遅れが発生することが明らかとなった。しかし、これらの車両にあっても、交差側信号の黄開始をトリガーとすること、または青開始を予告することができればこの様な遅れは生じないことが確認された。

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