土木計画学研究・論文集
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ベイズ推定法を用いた買物交通手段選択モデルの構築に関する研究
大園 渉室町 泰徳
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2008 年 25 巻 p. 717-722

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抄録

本研究では、ニュータウンの買物行動調査結果をもとに、買物交通手段選択多項プロビットモデルを構築し、最尤推定法とMCMC法を用いたベイズ推定法を用いてパラメータ推定を行った。また、買物目的別にパラメータ推定を行い、ニュータウンの住民の行動特性を考察し鳥推定の結果、ベイス推定法は最尤推定法を用いた推定結果と類似した結果を示した。ベイズ推定法においてはパラメータの分散推定値を考慮することにより、個人間の異質性の検討を行うことができることを示した。また、買物のみの場合と比べ複数目的の場合は、各説明変数に関して、個人間の異質性がやや小さい場合が多いことがうかがえた。

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