日本世代間交流学会誌
Online ISSN : 2758-5905
Print ISSN : 2185-7946
世代間交流における実践的研究の現状と課題
老年学研究の視座から
藤原 佳典
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 2 巻 1 号 p. 03-08

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抄録
急速な少子高齢化や核家族化を背景に、人や地域の「絆」の重要性が再認識されている。そ の根幹にある「世代間交流」は総論としては万人から推奨されるものの、具体的なプログラム や事業としては普及しにくいのが現実である。本稿の目的は、筆者の実践研究の経験をもとに 世代間交流が普及しにくい理由について言及し、その課題を解決するための方策を提示するこ とである。 世代間交流プログラムの普及を阻害する要因として、1.潜在的な世代間の確執、2.便利な日 常生活における世代間交流の必要性の希薄さ、3.世代間交流事業を企画・運営する上での職員 の負担が挙げられる。世代間交流事業の普及に向けた方策としては、1.職員を含め関与する人 すべてに互恵的なメリットがあること、2.世代間交流プログラムの科学的・客観的な評価手法 の導入が重要である。
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© 2012 日本世代間交流学会
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