舗装工学論文集
Online ISSN : 1884-8176
ISSN-L : 1884-8176
ポーラスコンクリートを用いた薄層オーバーレイに関する検討
中原 大磯野田 悦郎橋本 修治孔 永健梶尾 聡
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1999 年 4 巻 p. 225-229

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抄録
ポーラスコンクリート舗装はその高空隙を利用し、高排水性および低騒音性等を備えた高機能性舗装として可能性の大きな工法であるが、新設から維持の時代に入り、修繕工法への適用の検討も必要である。ポーラスコンクリート舗装を修繕工法へ適用する場合、フォーメーションなどの制約から既設コンクリート舗装あるいは既設アスファルト舗装への薄層付着型オーバーレイが最も有効な手法と考えられる。本研究では、この薄層付着型オーバーレイの鍵となるポーラスコンクリート舗装と既設舗装の付着性状について検討した。この結果、適切な既設舗装表面処理と付着材の使用で十分な付着を確保でき、それによ修繕工法として使える可能性を見出すことができた。
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© 社団法人 土木学会
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