舗装工学論文集
Online ISSN : 1884-8176
ISSN-L : 1884-8176
動的荷重を受ける粘弾性多層構造の有限要素解析
董 勤喜姫野 賢治八谷 好高坪川 将丈松井 邦人
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2003 年 8 巻 p. 207-213

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抄録
本論文は, 動的粘弾性問題における時間領域で3次元有限要素解析を効率的に行う方法を提案している. このような問題は, 時間領域において直接解析することが困難であり, また, Fourier変換を用いて周波数領域において定式化すると計算時間が膨大なものになる. 計算効率を飛躍的に向上させるため, 区分線形関数を用いた応力応答増分とひずみ応答増分の式を誘導している. アスファルト混合物の粘弾性的特性を4要素のBurgerモデルで表現し, 3次元動的粘弾性有限要素方程式を定式化して数値シミュレーションを実施した. これによりモデルの構成要素が舗装構造の力学挙動に及ぼす影響を明らかにした.
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© 社団法人 土木学会
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