ペット栄養学会誌
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研究報告
市販犬用ドライフード中のアフラトキシン含有量およびその分析法の検討
井上 達志宮澤 智恵
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2010 年 13 巻 Suppl 号 p. Suppl_35-Suppl_36

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抄録

国内で流通している穀類を主な原料としたドッグフード32銘柄を対象にHPLC-タンデム質量計 (LC/MS/MS) を用いてアフラトキシン類 (AFL) について分析を行った。その結果14銘柄にAFLが少量検出された。同じくHPLCによる分析では 5 銘柄に検出され、最も多く含まれていた銘柄では、LC/MS/MS 法と比べ最大 2 倍程度の分析値の差がみられた。市販のAFL分析簡易キットでは全ての銘柄が陽性となり、LC/MS/MS 法と比べ30~400倍の高濃度で検出された。

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© 2010 日本ペット栄養学会
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