ペット栄養学会誌
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原著論文
油脂源の異なる高脂肪食給与が近交系マウスの脂質代謝反応に及ぼす影響
佐子田 嘉明後藤 尚也影山 靖田口 福志池田 周平祐森 誠司
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2015 年 18 巻 2 号 p. 99-106

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抄録
高脂肪食を摂取したマウスの系統間で脂質代謝の差異を検討した。C57BL/6J(B6)、BALB/cA (BALB)およびKKマウスに、通常食と、高脂肪食として高紅花油食、高ラード食、高パーム油食を6週間不断給餌後に解剖し、肝臓と精巣上体周囲脂肪の重量、血液生化学値を測定した。B6とBALBマウスは、高紅花油食群と高ラード食群の体重が有意に増加し、KKマウスは高脂肪食群全てで有意に増加した。B6とBALBマウスの脂肪重量は高ラード食群が最も大きかったのに対し、KKマウスは高パーム油食群が最も大きかった。血糖値は、B6マウスでは全ての高脂肪食群で、BALBマウスではと高ラード食群で有意に上昇し、中性脂肪は、BALBとKKマウスの高パーム油食群で有意に上昇した。よって、マウス系統と摂取した食餌中の脂肪の違いにより、脂質代謝反応は異なることが明らかとなった。
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© 2015 日本ペット栄養学会
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