ペット栄養学会誌
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原著論文
草食性ハタネズミの苦味物質を用いた人工甘味料の行動応答
吉田 達行太田 能之天尾 弘実古田 洋樹
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2017 年 20 巻 2 号 p. 141-144

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抄録

草食性の動物においての甘味と苦味の感受性調査はほとんどされていない。そこで、草食動物であるハタネズミを用いて3mMキニーネと0.3、1.0、3.0、5.0mMサッカリンに3mMキニーネを混合した溶液の2瓶法によって飲水調査を行なった。サッカリンとキニーネの混合溶液の飲水量はキニーネ単独溶液に比べ減少傾向にあったが、草食性のハタネズミではマウスで行なわれている甘味物質と酢酸キニーネとの組み合わせによる行動調査は難しいと考えられる。

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© 2017 日本ペット栄養学会
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