ペット栄養学会誌
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血中脂質濃度測定のために必要な採血前絶食時間に対する食事療法の影響
五十嵐 寛高奥田 歩伊藤 哲之新田 卓久末 正晴
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2021 年 24 巻 2 号 p. S28-S29

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抄録

健常な犬6頭に対し、高栄養食、低脂肪食、高繊維食を2週間ずつ給与し、食後の血清TG・T-Cho濃度の変動について評価した。いずれの食事でも食後の血清TG濃度の上昇が認められ、特に高栄養食で顕著であったが、食後12時間で食前と同程度にまで低下していた。 一方、血清T-Cho濃度は食後の変動がほとんど認められなかったが、高栄養食では低脂肪食高繊維食と比べて有意な高値で推移した。

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© 2021 日本ペット栄養学会
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