抄録
本試験は飼料中の可消化養分総量(TDN)がウサギの成長に及ぼす影響を検討するために行った。供試ウサギは3腹から生まれた子ウサギ(雌雄各6頭)12頭を用いた。供試飼料中のTDNを65%,68%,71%とした3試験区を設け,各飼料の粗蛋白質含量は15%と一定とした。ウサギは各試験区に平均体重が等しくなるように配分し,成長試験は15週間行った。この期間中の消化試験,成長試験終了時のエネルギー代謝試験を行った。成長試験では試験区間に有意差は認められなかった。消化試験では粗蛋白質はTDNの増加に伴い消化率が有意に低下したが,粗脂肪は逆に高まった。熱発生量は有意差が認められなかった。