抄録
本試験はウサギの成長に対する飼料中の粗繊維(CFi)含量の影響を検討するために行った。供試ウサギは4腹から生まれた子ウサギ12頭を用いた。供試飼料中の粗蛋白質(CP)含量,可消化養分総量(TDN)量は各区等しくなるようにし,CFi含量が10%,14%,18%の3区を設けた。各区の条件が等しくなるようにウサギを配分し,12週間の成長試験を行った。成長試験期間中に消化試験,成長試験終了時のエネルギー代謝試験を行った。成長試験の成績から飼料中のCFi含量は10%が好ましいと思われたが,CFi材料として用いたセルロースパウダーに対するウサギの嗜好性が各試験の成績に直接あるいは間接的に影響していることが懸念された。