ペット栄養学会誌
Online ISSN : 2185-7601
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ペット用ミニ豚飼料の作製
ミニ豚の消化性と養分要求量
山本 弥生神崎 博子神尾 章子藤森 祐子五味 きみえ惟村 絵美村田 保徳基常 智之山田 武史小牧 弘矢澤 肇水谷 誠小松 和英松村 芳秀
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2001 年 4 巻 Supplement 号 p. 31-32

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抄録
近年,欧米諸国ではペット用ミニ豚が注目されているが我が国では普及が遅れている。通常,ミニ豚は制限給餌で個体管理によって飼育されているが,ミニ豚にはミニ豚用の制限給餌飼料やドックフード,産業豚用飼料などを給与し,ややもすると肥満傾向になることが認められている。また,ミニ豚には産業豚のような飼養標準もない。これらの問題に対応するために,不断給餌期における消化率と養分要求量について検討することとした。豚の成長はエネルギー給与水準に左右され,成長量を決定するのはCPや他の栄養水準ではなく,エネルギー摂取量の多少であると云われている。エネルギー摂取量を制限する方法には量的制限法と質的制限法がある。ペットの訓練上,常食には低目の栄養価の飼料を給与し,お駄賃用ビスケット等を加えて1日の養分量としなければならない,そのためペットのミニ豚には,エネルギーの過給について特に注意する必要がある。
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© 日本ペット栄養学会
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