2002 年 5 巻 Supplement 号 p. 19-20
イヌ用飼料において植物性飼料原料を使用することが可能か否かを明らかにするために,1)6種類の蛋白質源の違いが飼料摂取量に及ぼす影響について,2)植物性飼料原料のみを使用してCP含量を段階的に調製した飼料を給与したときの消化率について検討した。その結果,1)飼料摂取量はチキンミールが最も多く,次いで植物性蛋白質源の大豆粕が多かった。2)飼料中CP含量が増加するとCPの消化率は増加した。粗脂肪の消化率は,飼料中CP含量に関係なく高い値を示した。粗繊維,可溶無窒素物の消化率は飼料中CP含量の増加に伴って低くなった。