ペット栄養学会誌
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エクストルーダーによる豚の副生物からのペットフードの製造
原料配合割合と運転条件の検討
宮原 晃義日高 絢子古川 知愛小牧 弘河野 省一
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2004 年 7 巻 2 号 p. 57-61

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抄録

高水分の畜産副生物を主原料としてエクストリュージョン・クッキングを行い,押し出し物の成型性が良いエクストルーダーの運転条件と原料の配合について検討を行った。その結果,原料配合では豚肝臓80%:小麦粉20% ,あるいは豚の胃, 腸60%:小麦粉40%で良好な押し出し物が得られた。また,肝臓と胃,腸を合わせたもの71%に対しコーンフラワー11%,脱皮脱脂大豆粉9%,小麦粉9%の配合でも良好であった。
エクストルーダーの運転条件はスクリュー回転数が150-170rpm,バレル温度は103℃で良好であった。高温処理によって主原料の畜産副生物は小麦粉澱粉の糊化や大豆蛋白質粉のゲル化によって組織化された生地の間に混練させる必要があると考えられる。

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