くすりと糖尿病
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原著論文
糖尿病患者の残薬に対する認識
〜日本くすりと糖尿病学会 会員アンケート調査から〜
大澄 朋香矢後 香織田中 光子佐竹 正子笠原 真奈美篠原 久仁子渡邉 文之亀井 美和子
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ジャーナル 認証あり

2014 年 3 巻 2 号 p. 139-146

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抄録
薬剤師の薬学的管理には,患者の自宅に余った薬剤(以下,残薬)への関わりがあるが,残薬という言葉の定義は明確になっていない.そこで,本研究では,糖尿病患者に対してアンケート調査を実施し,「残薬」をどのようにとらえているのかを明らかにすることとした.対象者は,2013年9月に医療機関または薬局に来局する糖尿病患者に実施し,回収した209人の回答を集計分析した.アンケート結果は残薬という言葉を聞いた際にはどのような印象を持つのかの回答結果(n=170人)は,「使用するために保管しておく薬」が最も多く,32.4%(n=55人)であり,「一定量以上たまってしまった薬」が30.0%(n=51人)の順であった.結果より,残薬という言葉の印象は,患者個々で認識が異なることが示された.薬剤師が残薬管理を行う際には,患者の自己管理能力に合わせた情報収集の必要性が考えられた.
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© 2014 一般社団法人日本くすりと糖尿病学会
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