Journal of Pesticide Science
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顆粒水和剤の崩壊性に影響を与える要因に関する研究
Shuang-yuan ChengZe-quan LiuQiang Zhang
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2015 年 40 巻 4 号 p. 191-199

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抄録

崩壊性は,顆粒水和剤(WDG)の性能を評価するための重要なパラメータである.本研究では造粒過程で形成される細孔径と細孔径分布がWDGの崩壊性におよぼす影響を調べた.10%ジフェノコナゾールWDGの細孔径は,細孔形成剤としてNH4HCO3を添加して調製すると,ほぼ4~25 µmの範囲内であった.その他の乾燥法の中では,真空乾燥法では,水がより迅速に蒸発するため,より大きな毛管空隙率となった.乾燥過程における水の蒸発速度はWDGの疎水性の増加に伴って速くなるため,孔径のより大きなWDGは,疎水性がより強いポリカルボキシレートを分散剤として用いることにより調製することができた.WDGの崩壊は孔径が大きいほど有利であることが確認された.従って,孔径がWDG崩壊性能に影響を与える重要な要因であることが示唆された.

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© 2015 日本農薬学会
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