Journal of Pesticide Science
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極性有機化合物集積サンプラー (POCIS) による大阪府内の石川における河川水中農薬の検出特性の評価
矢吹 芳教 小野 純子永井 孝志稲生 圭哉谷森 紳治
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2018 年 43 巻 1 号 p. 18-23

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抄録

グラブサンプリング法(GS法)と極性有機化合物集積サンプラー(POCIS)を用いたパッシブサンプリング法(PS法)により,日本の河川における農薬濃度のモニタリングを実施した.その結果,GS法では延べ84種の農薬が検出され,PS法では延べ98種が検出された.GS法によって検出されたすべての農薬は,定量下限値未満でピークが見られた1農薬を除いてPS法によって検出できた.さらに,PS法では,GS法によって検出されなかった農薬が述べ15種検出された.調査期間中にPS法とGS法の両方によって検出された農薬の平均濃度を比較した結果,おおむね1: 1の関係が得られた.殺虫剤のように濃度に経時変化の大きい成分もあったが,2つの方法で得られた農薬の平均濃度は調査期間中でほぼ同じ値を示した.

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© 2018 日本農薬学会
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