Journal of Pesticide Science
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クマリン誘導体のデザイン,合成,抗菌活性および3D-QSAR
Yan WeiWei PengDong WangShuang-Hong Hao Wen-Wen LiFei Ding
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2018 年 43 巻 2 号 p. 88-95

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抄録

われわれの研究では,一連の8-置換クマリン誘導体を合成し,FT-IR, 1H NMRおよびMS(またはHRMS)によってこれらの構造を確認した.これらの誘導体の活性評価を行ったところ,4種の植物病原性真菌Botrytis cinerea, Colletotrichum gloeosporioides, Fusarium oxysporumおよびValsa maliに対して強力な抗真菌活性を示した.特に,8-chlorocoumarinとethyl 8-chloro-coumarin-3-carboxylateは,V. maliに対して最も強い真菌阻害を示し,EC50値は0.085および0.078 mmol/Lであった.さらにV. maliに対する抗真菌活性に基づいて,これらの化合部の3D-QSARモデルであるCoMFAおよびCoMSIAモデルを構築した.結果は,クマリンのC-3およびC-8に適度な大きさで,親水性および電子求引基を導入すると抗真菌活性が上昇する可能性があることを示した.これらの情報は,高い抗真菌活性を有する新規誘導体の設計に非常に有用であろう.(文責:編集事務局)

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© 2018 日本農薬学会
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