2017 年 60 巻 5 号 p. 232-240
担持ニッケル触媒を用いたメタンのトリリフォーミング(水蒸気改質+二酸化炭素改質+部分酸化)について,473 Kという低温で電場中にて検討した。自動車の排気ガス循環システムを用いた車上改質によるエネルギー回収を狙っているため,高いメタン転化率と燃焼の抑制に優れた触媒が求められる。Ni(ac)/Mg/La0.1Zr0.9O2触媒は,473 Kにおいても高いメタン転化率を示しながらメタン燃焼を抑制した。Ni/La0.1Zr0.9O2上のマグネシウムについて種々のキャラクタリゼーションを行った。マグネシウムの添加は,NiとMgの近接構造を形成し,これがメタン燃焼抑制につながっていることが分かった。