Journal of the Japan Petroleum Institute
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総合論文
軽油およびガソリンに代わる植物油からの再生可能炭化水素燃料
SEMBIRING Kiky Corneliasari坂 志朗
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2019 年 62 巻 4 号 p. 157-172

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抄録

地球規模でのCO2排出と化石資源の枯渇の問題に取り組むために,食用および非食用の植物油がバイオ燃料資源として使用されている。この総説では,可食性および非可食性植物油原料の選択,油の抽出,および再生可能な炭化水素製造プロセスを含む,有望なバイオマス起源の炭化水素燃料の製造に関する文献情報を取りまとめた。植物油は,触媒を用いた接触分解または水素化脱酸素,脱炭酸および脱カルボニルといった脱酸素反応によって炭化水素系バイオ燃料へとアップグレードされる。これによって,エンジン用途での燃料品質の要件を満たし,軽油またはガソリンと混合しての利用が可能となる。このような炭化水素バイオ燃料について,これまでの研究の進歩を総括的に紹介する。

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© 2019 公益社団法人石油学会
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