Journal of the Japan Petroleum Institute
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一般論文
低温排熱の回収を目的とした担持Pd–Au触媒によるCH3OHの分解反応
石原 達己 , Yujin KONG, 飯塚 晋太郎, 高垣 敦
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2019 年 62 巻 6 号 p. 296-302

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抄録

473 K付近の未利用熱の回収を目的に担持Pd系触媒でのメタノールからCOおよびH2への分解反応を検討した。CH3OHの水蒸気改質反応に比べ,CH3OHからCOおよびH2への分解反応は大きな吸熱を伴い,低温でも進行することが可能である。本研究ではPdへの添加物効果を検討し,AuまたはPtの添加は473~523 KでのCH3OHからCOおよびH2への分解活性の向上に有効であることを見出した。30 wt% Au添加PdはCH3OH分解に最も活性が高く,Pd–Au(7 : 3)/Al2O3触媒では523 KのH2収率は51 %となった。高いH2収率は得られるが,この触媒ではジメチルエーテル(DME)収率も高い。特に,523 K付近の低温での収率が高い。DME収率はPd–Auの担体としてBaZrO3またはBaZrO3をAl2O3と混合した酸化物を用いることで著しく抑制された。この結果,BaZrO3を担体とすることでCO選択率の向上に有効であり,Pd–Au(9 : 1)/BaZrO3–Al2O3(1 : 1)は523 K付近でCH3OHからCOおよびH2への分解に活性が高く,DMEはほとんど生成しないことが分かった。

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© 2019 公益社団法人石油学会
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