2021 年 64 巻 2 号 p. 92-102
液化石油ガスの新規非硫黄系着集剤候補物質として期待される5種類の化合物,1-ペンチン,シクロペンテン,1-ヘキシン,2-ヘキシン,および1,5-シクロオクタジエンの大気圧下の沸点をエブリオメーターで測定したところ313.51,313.76,344.53,357.59および424.02 Kであった。また,これらの化合物にプロパンを加えた2成分系の303.15 Kにおける沸点圧力を静置型装置で測定した。プロパン–1-ヘキシンについては同一温度でシンセチック装置でも測定し,データの健全性も確認した。純物質の沸点実測値とLydersenのグループ寄与法によって臨界温度,臨界圧力および偏心因子からPeng-Robinson状態方程式のパラメーターを求めた。この値を使用することにより,純物質および混合系の沸点は,それぞれ絶対相対偏差2.887 %および2.251 %内で一致した。