Journal of the Japan Petroleum Institute
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郡山大会特集号,一般論文
NHC配位子を中性支持配位子とする芳香族イミド配位ニオブ(V)–アルキリデン触媒によるノルボルネンやテトラシクロドデセンの開環メタセシス重合
Ploychompoo LOEKUKOT, 野村 琴広
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電子付録

2026 年 69 巻 5 号 p. 312-318

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抄録

N-ヘテロ環状カルベン(NHC)配位子を中性支持配位子とする芳香族イミド配位ニオブ–アルキリデン錯体触媒,Nb(CHSiMe3)(NAr)[OC(CF3)3](NHC) [Ar=C6F5 (1), 2,6-Cl2C6H3 (2), 2,6-F2C6H3 (3); NHC=1,3-bis-(2,4,6-trimethylphenyl)imidazol-2-ylidene],によるノルボルネン(NBE)やテトラシクロドデセン(TCD)の開環メタセシス重合(ROMP, Ring Opening Metathesis Polymerization)を検討した。本触媒(1~3)によるNBEのROMPはいずれもリビング重合挙動を示し,活性は芳香族イミド配位子上の置換基の影響を受けた。特に,触媒1が最も高活性を示したが,得られるポリマーのcis選択性は触媒3より低下した。触媒2は最も低活性を示し,低cis選択性のポリマーを与えた。触媒活性の序列はTCDのROMPでも同様で,活性への芳香族イミド配位子上の電子効果の関与が示唆された。NBEのROMPで得られたポリマーは高いシンジオ選択性を示すことから,この反応におけるcis選択性の低下はメタラサイクル中間体が開環する際の回転異性体(syn/anti rotamer)の異性化に起因すると考察された。

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