抄録
5種類の各種触媒コンバータを用いて実走行換算4万km相当の台上エンジン試験を実施し, エンジン油添加剤として使用されているZDTP (ジアルキルジチオリン酸亜鉛) の触媒性能に及ぼす影響及びZDTPに金属型清浄剤を併用した場合の影響について検討を行った。その結果, いずれの触媒においてもZDTP中のリンが触媒毒として活性を低下させることを認めるとともに, ZDTPと金属型清浄剤の配合比が触媒の活性低下に大きく影響し, ZDTPが一定の場合, 金属型清浄剤の配合量が多いほど触媒の活性低下は軽減されることを見い出した。また試験後の触媒を化学分析, X線マイクロアナライザー, X線回折により分析し, 活性低下機構について考察を試みた。