石油学会誌
Print ISSN : 0582-4664
水共存下, 活性アルミナ上での1,1,2-トリクロロエタンの接触脱塩化水素反応
持田 勲歌門 範幸藤津 博竹下 健次郎
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1978 年 21 巻 5 号 p. 285-289

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抄録
1,1,2-トリクロロエタンからビニリデンクロライドの合成は固体塩基上では接触的には進行しない。本報では, 既報に述べたパルス法で成功した水和アルミナ触媒上での反応を, 連続流通反応系で接触的に行う可能性を検討した。反応は通常の固定床流通反応装置により行った。この反応系では, 水和アルミナ上での選択的脱離反応と水蒸気による触媒の塩基性の再生反応の二つが調和して初めて触媒反応が円滑に進行するが, この反応の条件について検討を加えた。結論として, 水蒸気共存下, 適当な性状の水和アルミナ触媒上で反応が接触的に進行することが判明した。又, 結果と議論より, 触媒の活性および選択性の向上法を提出した。
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