石油学会誌
Print ISSN : 0582-4664
石炭スラリー燃料に関する研究 (第4報)
石炭-水混合物 (CWM) の性能に対する添加剤と粒度分布の効果
大木 章福田 茂晴中 建介前田 滋
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1996 年 39 巻 2 号 p. 129-136

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抄録
石炭-水混合物 (CWM) の添加剤として, 6種のアニオン性高分子電解質 (ポリスチレンスルホン酸塩 (PSS), 3種のポリイソプレンスルホン酸塩 (PIPS), ポリメタクリル酸塩とポリメタクリル酸エステル共重合物 (PMA), メラミン-ホルムアルデヒド縮合物のスルホン化物 (MFCS)) をテストした。CWMは乾式粉砕法および湿式粉砕法によって調製した。ポリイソプレンスルホン酸塩 (PIPS-1) は, 現在最も普通にCWMの実操業で使用されている添加剤ポリスチレンスルホン酸塩 (PSS) と同じくらい効果的であった。新しいパラメーターである「吸液力」を定義した。吸液力とは液体 (水: エチレングリコール4:6) を100gの石炭粉末に滴下して, 粉末が初めてパテ状の一つの塊となるまでに使用された液体の量と定義され, これは粒子表面および粒子間げきに保持される液体量を表す。平均粒径がほとんど同一で粒度分布が異なる石炭粉末を調製した。石炭粉末の粒度分布が広いほど, 吸液力は小さく, またCWMの粘度は減少した。炭酸カルシウム粉末を用いる実験によって, 吸液力は粒子間げきの度合いと比表面積の両方に影響されることがわかった。
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