2026 年 71 巻 2 号 p. 42-46
令和4年度の薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に伴い,医歯薬共通の資質・能力が提示され,学習成果基盤型教育(Outcome-Based Education: OBE)への転換が進められている。本稿では,生成AI等の普及による臨床判断能力の劣化が危惧される中,状況に応じて知識を統合し,課題を解決できる「適応的熟達者」の育成における図書館の重要性を論じた。名城大学薬学部における「医薬品情報学実習」の事例を通じ,学生が自ら適切な情報源を選択・批判的吟味を行う教育の「現場」として図書館が果たすべき新たな学修・研究支援のアプローチを提案する。