植物学雑誌
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ミツイシコンブの游走子嚢発生と游走子形成
コンブ目の形態発生学的研究I
西林 長朗猪野 俊平
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1956 年 69 巻 820-821 号 p. 501-505

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抄録
1. 游走子嚢および側糸の両器官共に, 胞子葉の表皮細胞から発生する。
2. 游走子嚢内における最初2回の核分裂は減数分裂であり, 其の後, 引きつづいて3回の核分裂が行われて32の遊離核が形成され, その結果, 32の游走子が作られる。
3. 本植物の染色体数は n=22 である。
4. 第一分裂中期の紡錘体の両極には, それぞれ中心体状の小粒が認められた。
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