日本泌尿器科学会雑誌
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症例報告
TUEB(transurethral enucleation with bipolar)にて剥離を行い膀胱高位切開にて腺腫を摘出した巨大前立腺肥大症の1例
小林 泰之新井 浩樹本多 正人安原 裕美子
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2019 年 110 巻 1 号 p. 60-64

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抄録

患者は75歳,男性.尿閉にて当科紹介受診となる.骨盤MRIにて前立腺は著明に腫大し推定重量は509gであった.TUEB併用膀胱高位切開術を施行した.摘出重量は349gであった.術後経過は良好,術後3カ月時点で排尿機能は良好である.巨大前立腺肥大症に対する経尿道的腺腫剥離は止血に有効であるが,内視鏡操作で剥離が可能かどうか,核出した腺腫をどう処理するか症例毎に検討が必要と考えられた.

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© 2019 一般社団法人 日本泌尿器科学会
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