名古屋第一赤十字病院泌尿器科
名古屋第一赤十字病院女性泌尿器科
2019 年 110 巻 3 号 p. 219-222
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骨盤臓器脱と間違えられた尿道脱を2例経験した.症例1は87歳女性で,子宮脱疑いで婦人科クリニックから紹介された.症例2は84歳女性で,経腟メッシュ手術後の膀胱瘤の再発として総合病院泌尿器科から紹介された.いずれの症例も内診,膀胱鏡検査で腫瘤と腟口,外尿道口の位置関係を確認して尿道脱と診断し,4分円切除法で治癒できた.尿道脱は比較的稀な疾患で,泌尿器科医や婦人科医でも経験が少なく誤診する可能性があり,啓発が必要である.
日本泌尿器病學會雜誌
日本泌尿器科學會雑誌
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