抄録
本研究は、皮膚・排泄ケア認定看護師(以下WOCナース)の実践能力を構成する要素を明らかにすることを目的とした。
WOCナース24名を対象に、実践の現状と実践を行ううえでの課題についてフォーカスグループインタビューを行った。カテゴリー化し関連を分析した結果、WOCナースに求められる実践能力を構成する要素について、【皮膚・排泄ケア領域における直接ケア】、【皮膚・排泄ケア方法の開発】、【リーダーシップの発揮】、【チームワークの形成】、【コンサルテーションの実施】、【組織変革の推進】、【自己啓発】の7つのカテゴリーが生成された。
今後は、WOCナース資格取得後のキャリアアップ開発につなげたいと考える。