2017 年 21 巻 3 号 p. 253-265
ストーマ粘膜皮膚接合部離開(stomal mucocutaneous separation;以下、SMS とする)発生時に、看護師の誰もが容易にSMS ケアを行えることを目的として、創傷管理アルゴリズムと装具選択アルゴリズムからなるSMS ケアアルゴリズム(以下、試作版とする)を作成し、ペーパーペイシェントを用いて皮膚・排泄ケア認定看護師(以下、WOCN とする)に試用した。その結果から創傷管理アルゴリズムの内容を検討し、ver1 に改訂した。その後、研究者らでブレーンストーミングを行った結果、創傷管理アルゴリズムの滲出液量の項目を整理し、装具選択アルゴリズムではストーマの高さを明記し、ver2 へ修正した。ver2 は、再度ペーパーペイシェントを用いてWOCN に試用し、創傷管理アルゴリズムは、創腔の深さを5 mmと定義づけ、装具選択アルゴリズムに注釈を追加しver3へ改訂を行った。創治癒とストーマリハビリテーション促進のため、看護師のSMSケア実践に役立つケアアルゴリズムの作成から改訂を重ねてきた経緯を報告する。今後は臨床試用によるさらなる研究が必要と考える。