日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 15pAM-7
会議情報

固体ディラック電子におけるローレンツ共変性と電磁応答:誘電率と反磁性磁化率の関係
前橋 英明小形 正男福山 秀敏
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

ディラック電子系物質における電子の運動はディラック方程式で記述されるが、よく知られているように、ディラック方程式はローレンツ変換に対して不変である。このローレンツ共変性に起因して、誘電率と反磁性磁化率との間にはディラック電子系物質特有の普遍的な関係があることを見出したので、その結果を報告する。また、ディラック電子系物質の大きな反磁性磁化率と量子電磁力学のくりこみとの関係についても議論する。

著者関連情報
© 2016 日本物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top