日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 20aL21-6
会議情報

U(Co1-xOsx)Al系における量子相転移
前田 瑞穂A.V. Andreev山村 朝雄木村 憲彰
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

遍歴強磁性のキュリー温度は、圧力印加等により降下し、臨界圧力以上では常磁性となる。常磁性領域では磁場印加によりメタ磁性転移が起こる。母物質のUCoAlは遍歴メタ磁性を示す物質であり、Osによる置換は負圧に相当する効果を与える。x=0.005以下の置換で強磁性が発現し、近傍の濃度では、電気抵抗のA係数や磁化曲線に異常がみられる。その原因について、理論的に提案されている三次元相図と照らし合わせて考察する。

著者関連情報
© 2017 日本物理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top