日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 18pC-PS-14
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LHC-ALICE実験 超前方光子測定用 Si-W 電磁カロリメータSi PAD及びPixel統合型試作機のテストビームによる性能評価
川名 大地the ALICE Focal collaboration稲葉 基江角 晋一川村 陽太坂井 真吾坂本 朋子Hojun Jeong下村 真弥鈴木 刀真中條 達也西松 巧矢Oliver Busch三明 康郎
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抄録

LHC-ALICE実験高度化計画の一つとして、クォーク・グルーオン・プラズマの初期の性質を解明する上で重要なプローブである直接光子を測定する為に、前方方向に電磁カロリメータを導入する「FoCal Project」がある。2016年9月に実施したCERN-SPS加速器ビームを用いたFoCal(Forward Calorimeter)検出器の試作機の性能評価実験は、新型の加算回路の導入によるエネルギーダイナミックレンジの拡大、ビーム情報をSi PAD、ピクセル部で共有することによるデータ照合を目的として行われた。本講演では、2016年の性能評価実験において取得したデータの解析結果を中心に、今後の展望も含めて議論する。

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© 2017 日本物理学会
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