編集委員長 廣滋 恵一
副編集委員長 徳森 公彦
編集委員 青山 満喜 井上 和久 井上 大樹
井元 淳 片山 脩 川村 皓生
田畑 稔 千葉 一平 中村 睦美
原田 裕輔 福井 奨悟 藤田 博暁
松垣竜太郎 眞鍋 克博 渡辺 一彦
渡部 潤一
この度,日本予防理学療法学会雑誌(JPTP)は2025年第5巻1号を発刊する運びとなりました。これもひとえに,皆様方のご支援ならびに本誌へ多くのご投稿を頂けたことの賜物と,心より感謝申し上げます。
本号では日本予防理学療法学会理事長の山田実先生の巻頭言をはじめ,研究論文8編,実践報告1編を掲載しております。河原論文は,地域在住高齢者の身体的フレイル・軽度認知障害・社会的フレイルと健康関連QOLについての研究,岩崎論文は,地域在住変形性膝関節症患者の理学療法終了後の実態調査,熊谷論文によるMultimorbidity(多疾患併存)を有する患者の再⼊院に影響する因⼦を検討した研究,安中論文は,幼児期の肥満と痩身に影響を及ぼす要因についての研究,小田桐論文は,急性期脳卒中患者の全身骨格筋量を減少させる因子に関する研究,栗田論文は,新型コロナウイルス感染拡大がソーシャル・キャピタルに及ぼす影響についての研究,成田論文は,幼児期4歳児の行動面と運動特性の関係についての研究,池田論文は,脊椎圧迫骨折患者の体幹筋量と歩行の可否についての研究です。さらに,惠村らは,骨折リエゾンサービスの充実に向けた実践について報告しています。
以上のように,本号では高齢者から幼児まで,個人からソーシャル・キャピタルに至るまで,多方面に及ぶ内容を掲載することができました。掲載論文における幅広い研究成果を鑑みますと,予防理学療法の範疇は非常に多岐にわたっていることが実感できます。
種々の領域で予防理学療法に取り組まれている皆々様に敬意を表し,今後も「日本予防理学療法学会雑誌」は有益な情報共有の場として,予防理学療法に関する新しい知見や幅広いテーマの論文を皆様にご紹介していけるよう,編集委員会一同精進してまいります。
今後とも,本誌へのより一層のご投稿を心よりお待ち申し上げております。
(青山 満喜)
日本予防理学療法学会雑誌 第5巻1号 2025年9月発行
Journal of Physical Therapy for Prevention (JPTP). Vol. 5 No.1, 2025. 9
日本予防理学療法学会 Japanese Society of physical therapy for prevention(JSPTP)