抄録
【目的】本研究の目的は、我が国の女子ラグビーの振興に対する課題を調査し、競技の普及の一助にすることであった。
【方法】中国地方の女子ラグビーチームの指導者4名を対象に、インタビュー調査を実施した。指導者となった理由、振興に対する課題と対策を聴取し、テキストマイニングソフトウェアKH coder3を用いて解析を行った。
【結果】女子ラグビーの指導者となったきっかけには,自身のラグビー経験が関与していた。女子ラグビー振興の課題は、傷害発生やチーム数の少なさにより、中学生年代で競技を継続できないことであった。その対策として、指導者に対する傷害予防策の教育や中学生選手の受入環境の確保、SNSによる競技の魅力を発信することがあげられた。
【結論】小学生から中学生へ移行する時期に、選手を継続的に支援する対策が求められる。今後もインタビューを続け、女子ラグビーの振興に寄与する基礎研究となることが期待される。